手作り和だこが大空へ 伝統工芸作家が手ほどき、児童ら正月遊び楽しむ 丹波

2022/01/06 05:30

自作のたこを空に飛ばすため、全速力で走る子ども=和田小学校

 伝統工芸作家と和だこを作って揚げる催しが4日、兵庫県丹波市山南町和田の和田地域づくりセンターであった。和田地区の小学生ら12人が、和紙に描かれたトラや招き猫、獅子舞などの下絵に色を塗り、昔ながらのお正月遊びに親しんだ。 関連ニュース 作り手減少した鉄輪ごま、姫路独楽職人が復刻 「コマ」った愛好家に救いの手  親子3代でつなぐ麦わら細工の美 城崎の職人が作品展 桜や幾何学模様など繊細に73点 「寅」のこけし、姫路独楽職人の技術で 来年の干支製作、限定販売

 山南地域を中心に地域デザインに取り組む瀧加奈子さん(44)が、子どもたちに季節の昔遊びを知ってもらおうと企画した。
 講師は、伝統工芸の工房「竹岱亭(ちくだいてい)」(同県三木市)の一甲さん。参加者は和だこの歴史などについて説明を受けながら、自分で選んだ下絵に墨で縁取りし、色を塗った。タコの絵を描いた女子児童(10)=和田小4年=は「墨の黒と他の色が重ならないように塗るのが大変でした」と話した。
 糸を付けて完成させると、和田小のグラウンドでいよいよたこ揚げに挑戦。風がなかったため、合図とともに懸命に駆け出すなどし、空に浮かべた。初体験だった女児(5)は「楽しかった」と満面の笑みだった。(谷口夏乃)

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