ガレージで念願のカフェ、大阪から移住の親子がオープン「田園眺めて、ゆったりお茶を」
2022/01/29 05:30
カフェ「おやつ 晴レノ日」の店内=丹波篠山市栗柄
兵庫県丹波篠山市栗柄に、親子で営むカフェ「おやつ 晴レノ日」がオープンした。大阪市から移住した西村未来(みく)さん(29)がオーナー兼菓子職人で、母・明美さん(54)がパン作りを担う。鼓峠に近い県道篠山三和線沿いの小さな店で、会員制交流サイト(SNS)で評判を聞きつけ、地元住民や遠来の客が集う。(堀井正純)
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西村さん一家は、栗柄の古民家を気に入り、改修して3年前に引っ越し。大阪の製菓学校で学び、カフェ勤務の経験もある未来さんも1年前に移り住んだ。
店は55平方メートル、10席。古民家と一緒に購入したガレージを改装。カウンターや厨房(ちゅうぼう)を設け、アンティークの照明や家具、ショーケースを集めた。
自慢は手作りスイーツ。素材にこだわった季節のケーキや焼き菓子で、陳列棚に並ぶのは、塩バスクチーズケーキ、青大豆のゆずマフィン、瀬戸内・岩城島産レモンが素材のレモンケーキなど。地元産ほうじ茶を使ったシフォンケーキもある。
未来さんは「スイーツを食べるのも作るのも好き。田園風景を眺めながら、ゆったりお茶を楽しんでもらえたら。雨の日も晴れの日もどうぞ」と話している。火曜定休、不定休もあり。午前10時半~午後6時。詳細はインスタグラム(oyatsu_harenohi)で。