辛くなくても大丈夫!? 「赤鬼」ラーメン、来れ開発者 地元の戦国武将にちなみ

2022/02/28 05:30

「丹波 赤鬼ラーメン」の開発者兼出店者を募る丹波市観光協会=丹波市柏原町柏原

 「丹波 赤鬼ラーメン」を一緒に開発しませんか-。兵庫県の丹波市観光協会は、北近畿豊岡自動車道の氷上パーキングエリア(PA)で提供するラーメン開発者兼出店者を募集している。同市産食材を使ったご当地ラーメンを目玉に、同PAの観光拠点化を狙う。(真鍋 愛) 関連ニュース まねき食品がラーメン開発 たつの名産の淡口しょうゆで優しい味に 「味は発展途上、名物に育てたい」 人気ラーメン店もっこすには「仙人がいる」 神戸の都市伝説を検証 明石でなぜ「きしめん」? 玉子焼に負けない隠れソウルフード 始まりはスパゲティ専門店


 赤鬼と聞くと辛そうな赤いスープを想像するが、商品名は地元の戦国武将・荻野(赤井)直正の異名、「丹波の赤鬼」にちなんだもの。同会は「味や具材は話し合って決めるので、辛くなくても大丈夫」とする。
 同会が4月、同PA内の軽食店「丹波いっぷく茶屋」の指定管理者になるのを機に企画。明智光秀の「丹波攻め」を退けた名将の名を冠し、同PAに「立ち寄りたくなるラーメン」の開発を目指す。
 ラーメンやその他メニューには原則、地元食材を使う。仕入れ先の開拓には、同会も協力。事業者決定後、約2カ月でのオープンを目指す。
 同自動車道のインターチェンジ周辺には、黒豆うどんを提供する「道の駅丹波おばあちゃんの里」(丹波市春日町七日市)や、そばを扱う「道の駅あおがき」(同市青垣町西芦田)がある。同会の柳川拓三会長(67)は「氷上PAに赤鬼ラーメンができれば、例えば『丹波麺街道』といった展開ができるかも」と期待を寄せ、「ぜひ一緒にご当地ラーメンを育てていきましょう」と呼び掛けている。
 募集要項などの詳細は、同会ウェブサイトから。3月15日まで。同会TEL0795・88・5810

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