県立丹波並木道中央公園(兵庫県丹波篠山市西古佐)に、恐竜の意匠を凝らした大小の遊具2基が登場した。ティラノサウルスとステゴサウルスが、春休みの子どもたちを出迎えている。
大型の1基は長さ24メートル、幅12メートル、高さ6メートルで、30種類の遊具が一つになった複合タイプ。大口を開けたティラノサウルスの頭部模型に向かう滑り台が最大の特徴だ。もう1基は長さ10メートル、幅6メートル、高さ3メートルで、ステゴサウルスの化石の造形を取り入れ、うんていや滑り台がある。対象年齢はいずれも6~12歳。
3月26日の式典には、丹波県民局や丹波篠山市の関係者、地元の子どもたちが出席し、一緒にくす玉をわって完成を喜んだ。同県民局の今井良広局長は「2021年度の公園利用者数は過去最高だった20年度を上回るペース。新しい遊具で恐竜ツーリズムが発展すれば」と話した。
県によると、「小さい子どもが遊べる遊具がほしい」という公園利用者の声を受け設置。昨年10月に工事が始まり、今年3月25日に完成した。総工費は2基で計約7800万円。(那谷享平)
