病に負けず咲き誇る生命力 映画「森の学校」登場、シンボルの桜満開 丹波篠山

2022/04/09 05:30

病気の治療後、初めて満開となった映画「森の学校」の桜=丹波篠山市曽地中

 兵庫県丹波篠山市を舞台にした映画「森の学校」(2002年)に登場するシンボルツリーで、同市曽地中の田園地帯にあるソメイヨシノが満開を迎えた。 関連ニュース 【写真】てんぐ巣病に感染した桜の木 【写真】伝染病にかかる前、花を咲かせる桜 三浦春馬さん出演「森の学校」ロケ地が人気 ファンら丹波篠山で“聖地巡礼”

 3月末に伝染病「てんぐ巣病」の治療のため、桜守らが病気の枝を切除したばかり。残った健康な枝にピンクの花が咲き誇り、たくましい生命力を示している。
 映画「森の学校」は地元出身の霊長類学者、河合雅雄さんの少年期が題材。主人公マト(雅雄)役を、子役時代の三浦春馬さんが演じた。このソメイヨシノは、ロケ地めぐりをする映画ファンたちから「マト桜」などと呼ばれ、愛されている。(堀井正純)

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