夏の薫り「青い宝石」鈴なり 2年ぶりブルーベリー狩りも 丹波篠山の農園「濃厚な味わい体験して」
2022/07/08 05:30
熟したブルーベリーの実の収穫=丹波篠山市後川上
山里に「実りの夏」-。兵庫県丹波篠山市後川上の農園「丹波篠山 伝田(でんでん)農産」で、甘酸っぱいブルーベリーが収穫の季節を迎えている。鈴なりの“青い宝石”を手作業で摘み取り、大阪や神戸の青果店へ出荷。7月下旬からは、観光客向けのブルーベリー狩りも2年ぶりに始まる。(堀井正純)
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ブルーベリーは北米原産の低木果樹。デザートやジャム用の果実として人気が高く、目に良いとされる青紫の色素アントシアニンが豊富なことでも知られる。
同園は標高約310メートルの冷涼な山あいにあり、約2千平方メートルの果樹園に約10種、計約250本を栽培。いまは「ハイブッシュ」と呼ばれる品種の収穫が最盛期で、ブルーベリー狩りの時期には、「ラビットアイ」が食べ頃になるという。
農園主の澤村寛文さん(56)は、妻と二人三脚で、水稲や黒大豆などを無農薬で栽培。ブルーベリーは有機農法で育てており、澤村さんは「ブルーベリー狩りで、摘んだばかりの生の実の濃厚な味わいをぜひ体験して」と話している。予約は農園のウェブサイトなどで受け付ける。