遊び心光る「木工おもちゃ」全国から67点 丹波の森ウッドクラフト展
2022/09/19 05:30
全国から寄せられた作品が並ぶ会場=丹波年輪の里
木製の手作りおもちゃの公募展「第34回丹波の森ウッドクラフト展(木のおもちゃ大賞展)・一般の部」(神戸新聞社など後援)の作品が、丹波年輪の里(兵庫県丹波市柏原町田路)で展示されている。ブナやヒノキなどを使った動くおもちゃ67点が来場者を楽しませている。25日まで。(谷口夏乃)
関連ニュース
2歳息子が「パパ~!」とやって来たと思ったら手錠をカチャ!哀愁漂う父の表情に「これは完落ちw」
サンタさんに「世界で一番大きい葉っぱ」をリクエストした6歳の女の子 年内で閉まる小さな植物園が最後の大仕事!
なんちゅうインパクトや!湯船に黄色いアヒル2000羽 由緒ある温泉が仕掛ける「超アヒル風呂」
今年のテーマは「振動」。自由テーマと合わせて全国から60人が出品し、大学教授や学芸員らが審査した。
グランプリに輝いたのは、年輪の里指導員の大森恵さん(53)=丹波市=が製作した「こづけばピピピッ!!」。ハンドルを回すと、ひよこたちが動き出して餌をついばむ。上下左右に動く姿や丸みのある形がとても愛らしい。夫で市職員の栄司さん(53)が手がけた海底に暮らす生き物たちを表現した作品も優秀賞に選ばれた。
ほかの入賞作品には、桜の木を使ったチンアナゴの立体パズルのほか、1枚の杉板を削って木のしなりを生かした造形作品などもある。入賞を逃した作品では、連射が可能な輪ゴム鉄砲や複数通りある組み立てパズルなど、工夫を凝らしたユニークなおもちゃがそろう。スタッフに声を掛ければ、動かして遊べる。
前回グランプリに輝いた山上哲さんの個展も同時開催され、木の歯車を複雑に組み合わせた4作品を見ることができる。
月曜休館(祝日の場合は翌平日)。午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)。無料。訪れた人による人気投票もある。丹波年輪の里TEL0795・73・0725