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完成した魚道を見学する住民ら=高砂市阿弥陀町
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完成した魚道を見学する住民ら=高砂市阿弥陀町
阿弥陀新池に飛来した4羽のコウノトリ=2010年11月(水野敏男さん提供)、高砂市阿弥陀町
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阿弥陀新池に飛来した4羽のコウノトリ=2010年11月(水野敏男さん提供)、高砂市阿弥陀町

 コウノトリが飛来する環境をつくろうと、兵庫県高砂市阿弥陀町の惣毛池と皿池をつなぐ魚道が、このほど整備された。冬季にも水枯れしない浅瀬の水路で、コウノトリのエサになる魚などが年中生息できる。23日には同市阿弥陀町長尾のやまゆり児童公園などで式典が開かれ、地域住民ら約130人が完成を祝った。

 市内の水利組合などでつくる市ため池協議会が、東播磨県民局が進める「ため池コウノトリプロジェクト」の一環として整備した。

 魚道は、魚が池の間を行き来できるようにした水路で、全長365メートル。5~10メートルおきに木製の板でせきを設けて段差をつけ、10センチほどの水深を保ちながら水が流れる仕組みになっている。整備前から水路はあったが、周囲に草木が生い茂り、冬場はため池からの排水が止まるため、干上がっていたという。

 二つの池の近くにある阿弥陀新池には、2010年11月にコウノトリが4羽飛来し、約1週間とどまった。いなみ野ため池ミュージアム運営協議会コーディネーターの中村聡美さん(26)は「コウノトリは浅瀬の水場でエサを探し、巣立った若鳥が秋以降に飛来する可能性が高い」と話す。整備前の調査では、メダカやドジョウ、カエルなど多様な生物が水路で確認されており、住民らは飛来に期待を寄せる。

 式典では、魚道の整備目的や仕組みを記した立て看板も除幕された。市ため池協議会の魚橋仁司会長(80)は「ため池や周辺の整備をきっかけに、地域全体を巻き込んだまちづくりにつなげていきたい」と話した。(小尾絵生)

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