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カネミ油症の被害者団体のメンバーらが体験を語った会合=高砂市文化保健センター
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カネミ油症の被害者団体のメンバーらが体験を語った会合=高砂市文化保健センター

 1968年に西日本一帯で発生した食中毒事件「カネミ油症」とポリ塩化ビフェニール(PCB)汚染について考える会が14日、兵庫県高砂市高砂町朝日町1の同市文化保健センターであった。市民をはじめ、全国から被害者と支援者ら約40人が参加。患者らは「油症は過去の問題ではない」と、救済の必要性を訴えた。

 来年、事件発覚から50年を迎えるのを機に、被害者支援センター(東京都)などでつくる実行委員会が企画した。油症は、カネミ倉庫(福岡県)が製造した食用米ぬか油を食べた人が発症。製造過程で混入したPCB・ダイオキシン類が原因とされる。約1万4千人が吹き出物やしびれ、内臓障害などの症状を訴え、現在も体調不良に悩む患者は多い。

 PCBは鐘淵化学工業(現カネカ)製で、高砂市の工場で製造された。同市港湾部にはPCB汚泥の盛り立て地があり、参加者は会合の前に見学に訪れた。

 会では、支援センター事務局が、油症患者が国や企業に対し、救済を求めた裁判の経緯などを説明。九州や中国地方などの被害者団体の9人が認定基準の不備や、子どもと孫の世代にも続く被害の実態を語った。

 油症被害者関西連絡会の女性(61)=姫路市=は12歳の時に油を摂取し、今も体調不良に苦しむ。関係企業には「(認定基準が変わった)2004年以降に油症と認定された患者に対しても責任を果たすべきだ」と指摘。「ダイオキシンに侵されていない健康な体を返して」と声を振り絞った。(小尾絵生)

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