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訪問看護ステーション「そらまめ」を開設した村上真弓さん(左)とスタッフの前原夕香さん(中央)、新穂美由紀さん=加古川市神野町西条
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訪問看護ステーション「そらまめ」を開設した村上真弓さん(左)とスタッフの前原夕香さん(中央)、新穂美由紀さん=加古川市神野町西条

 兵庫県の旧加古川西市民病院の新生児集中治療室(NICU)など、小児医療の現場で25年間勤務した経験を持つ看護師村上真弓さん(51)が、重症心身障害がある乳幼児に対応できる訪問看護ステーション「そらまめ」を加古川市神野町西条に開設した。経験を生かした看護で、外出が難しく、24時間看護に当たる家族に休息の時間を提供する。

 重度の知的障害と肢体不自由が重複する重症心身障害児は、日常生活に人工呼吸器や胃ろうが必要で、「医療的ケア児」とも呼ばれる。新生児医療が発達し、救命率の上昇で増加傾向にある。寝たきりなどで移動が困難なため、自宅で付きっきりの看護をする家族の負担は大きい。

 病院で、こうした子どもや家族と接してきた村上さんは、退院後の生活を支える環境の乏しさを目の当たりにして、ステーション設立を志し、昨年末に加古川中央市民病院を退職した。県の女性起業家支援の助成を受け、自宅近くのマンション1室に10月、そらまめを開設。スタッフは村上さんと元同僚の計3人で、小児科経験の豊富なベテラン看護師がそろう。

 村上さんによると、訪問看護ステーションは高齢者向けが多い。東播磨3市2町では、重症心身障害児に対応できるステーションは数カ所しかないという。

 訪問した際は、病状の観察のほか、点滴などの医療行為、食事や入浴などの介助をする。村上さんらの長年の経験を生かし、人工呼吸器など高度な機器も取り扱えるほか、発達に関する相談をはじめ養育面でも支援する。訪問している間、家族は出掛けるなど、安心して休息の時間を持つことができる。村上さんは「不安を抱えたお母さん同士のネットワークづくりにも取り組みたい」と話している。

 営業時間は平日午前8時半~午後5時半だが、緊急時には24時間電話対応する。高齢者や成人の障害者も利用可能。加古川市内と市境2キロ圏内は交通費無料。それ以遠も訪問する。そらまめTEL079・451・5490

(広岡磨璃)

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