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受賞を喜ぶ藤原未空さん(右)と荒井圭介主幹教諭=高砂市内
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受賞を喜ぶ藤原未空さん(右)と荒井圭介主幹教諭=高砂市内

 松陽高校(兵庫県高砂市曽根町)の定時制課程に通う4年の藤原未空さん(18)=同市=が、「全国高校定時制通信制生徒生活体験発表大会」で、最優秀賞に当たる厚生労働大臣賞を受けた。「感謝」と題して発表。複雑な家庭環境に悩みながらも、周囲に支えられ、教員になる夢を抱くようになった心境をつづった。藤原さんは「過去に向き合い、自分を変えるきっかけになった」と喜ぶ。

 大会は全国高等学校定時制通信制教育振興会などが主催。全国の定時制、通信制の高校で学ぶ生徒が授業の一環などで取り組む。藤原さんは校内予選の後、東播磨・淡路地区大会、県大会を勝ち抜き、唯一の県代表に選ばれた。全国大会は11月19日、東京都で開かれ、58人が登壇した。

 藤原さんは発表を、母親が薬物使用で逮捕される場面から始めた。母親から離れたいと思った日々。高校進学後も環境になじめず、欠席しがちだった。様子を気に掛け、真剣に向き合ってくれた教員のおかげで、「自分を変えたい」と思えたという。

 現在は、1人暮らしをしながら、日中はアルバイトに励み、夕方から学校へ向かう毎日だ。“親代わり”という荒井圭介主幹教諭(54)の勧めで昨年、柔道部に入部。今年の夏には、団体で全国大会に出場するまでになった。支えてくれた教諭らに憧れ、高校教師になる夢を持ち、大学進学を決めた。

 体験発表の全国大会にも付き添った荒井教諭は「堂々としていて大したものだった」と目を細める。藤原さんは「緊張したけど、悩みを抱えている人に届けばうれしい」とはにかんだ。(小尾絵生)

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