東播

  • 印刷
高齢者に優しいおせち料理を手にする吉田正巳さん(左)と、矢埜みどり・兵庫大栄養マネジメント学科長=加古川市野口町長砂、リバティかこがわ
拡大
高齢者に優しいおせち料理を手にする吉田正巳さん(左)と、矢埜みどり・兵庫大栄養マネジメント学科長=加古川市野口町長砂、リバティかこがわ
紅白なます=加古川市野口町長砂、リバティかこがわ
拡大
紅白なます=加古川市野口町長砂、リバティかこがわ

 牛乳で作る「ミルク餅」の雑煮など、軟らかく、喉に詰まりにくい高齢者向けおせち料理のレシピ6品を兵庫県加古川市の認知症支援グループと兵庫大栄養マネジメント学科(同市平岡町新在家)が協力してまとめた。高齢者だけでなく、家族みんなで囲めるよう、見た目やおいしさにもこだわった。(広岡磨璃)

 若年性認知症の妻を介護する吉田正巳さん(73)=同市野口町長砂=が代表を務める「加古川認知症の人と家族、サポーターの会(加古川元気会)」が発案し、大学側に依頼。家にある食材や調理器具で作れて、多世代で楽しめることを主眼に置いた。高齢者施設で管理栄養士を務めた経験のある同大の前田典子講師(50)ら教員がレシピをまとめた。

 かみにくい、飲み込みにくいなど、高齢者や認知症の特性に配慮。ごまめの代わりにシラスを使った田作りや、ゲル化剤と一緒にミキサーにかけ、舌でつぶせる軟らかさにしたこんにゃくなどを提案した。数の子は軟らかい松前漬けやイクラを使うなどの代案も。子宝や子孫繁栄を願う数の子など、おせち料理のいわれを尊重しながら、工夫できるポイントも付け加えた。

 市内でこのほど開いた試食会には、同大の学生や元気会メンバーが作った品を持ち寄ったほか、ミルク餅を会場で調理。彩りも口当たりも良い料理を、約80人が晴れやかな表情で味わった。母親を自宅で介護している60代男性=高砂市=は「高齢者向けレシピは検索しても少ないのでありがたい。お正月に自宅で作ってみたい」と話した。

 吉田さんは「おせちは楽しく新年を迎えられる上、ふるさとなど過去の記憶を思い起こすきっかけにもなる」と話している。

 【紅白なます】

 〈材料(3~6人分)〉

 大根おろし150グラム、スモークサーモン30グラム程度、粉寒天2グラム、甘酢90グラム、好みでイクラやユズなど

 〈作り方〉

 ①ボウルにざるを重ね、大根おろしを入れる。スモークサーモンはみじん切りにしておく

 ②大根の汁に甘酢を加えて加熱し、粉寒天を完全に煮溶かす

 ③②に大根を加え、型に半分入れる

 ④少し固まったらスモークサーモンを入れる

 ⑤その上に残りの③を入れる

 ⑥固まったら型から外し、好みでイクラやユズをのせる

東播の最新
もっと見る

天気(4月25日)

  • 21℃
  • ---℃
  • 30%

  • 16℃
  • ---℃
  • 60%

  • 20℃
  • ---℃
  • 60%

  • 19℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ