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閉店した「かこがわ新鮮食材市場れんばい」。最後の客まで、従業員一同で見送った=加古川市加古川町寺家町
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閉店した「かこがわ新鮮食材市場れんばい」。最後の客まで、従業員一同で見送った=加古川市加古川町寺家町
閉店した「かこがわ新鮮食材市場れんばい」。最終日まで買い物客でにぎわった=加古川市加古川町寺家町
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閉店した「かこがわ新鮮食材市場れんばい」。最終日まで買い物客でにぎわった=加古川市加古川町寺家町

 食料品などを販売する兵庫県加古川市内最古の小売市場「かこがわ新鮮食材市場れんばい」(加古川町寺家町)が20日、営業を終え、閉店した。名残を惜しむ買い物客でにぎわい、90年の歴史に幕を下ろした。(広岡磨璃)

 1927(昭和2)年に創業し、戦時中の取り壊しや放火による焼失後も再開を果たしてきた。運営する加古川廉売市場協同組合によると、組合の店舗は81年の20店から5店に減り、後継者難にも直面。直営の売り場やテナント店でしのいできたが、今春から赤字が出始め、閉店を決めたという。

 組合5店のうち、茶葉販売店と豆腐店は移転するなどして営業を続ける方針。一方、干物店主の入江美奈子さん(63)は「涙ながらに残念がってくださるお客さんもいる。心苦しいが、後継者もいないので、ここで終わりにします」と話した。

 最終日の開店に合わせて訪れた近くの女性(83)は「60年間通っているので、とにかく寂しい。ここの炊き込みご飯がおいしいのよ」と残念がった。店内には、過去の歩みを振り返る写真も掲示された。

 そして午後8時に閉店。残ったなじみ客や従業員ら約40人を前に、前代表理事の川原昭男さん(90)が「ごひいきいただいたお客さまには申し訳ない。(従業員の)皆さん、今まで一生懸命勤めてくれてありがとうございました」とあいさつ。最後の客まで、従業員一同で見送った。

 豆腐や卵など、れんばいで取り扱っていた一部商品の販売やポイントは、ヤマトヤシキ加古川店地下のスーパー「かぴまーと」(カピル協同組合運営)が引き継ぎ、従業員のうち、7人の雇用も引き受ける。河本博明代表理事(69)は「れんばいさんとはお互い協力しながら商売してきた。お客さんにできるだけ不便をかけないよう、特色を引き継いでいきたい」と話した。

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