東播

  • 印刷
鶏肉と、ペースト状にしたイチジクを使ってスモークチキンを作る生徒ら=加古川市、県立農業高
拡大
鶏肉と、ペースト状にしたイチジクを使ってスモークチキンを作る生徒ら=加古川市、県立農業高

 採卵期間が終わって処分するひね鶏(廃鶏)を、地域ブランドの食品にしようと、兵庫県立農業高校(加古川市平岡町新在家)の生徒らが、軟らかいスモークチキンや乾燥肉などに仕上げた。通常の鶏肉より硬いとされるひね鳥の肉を、加古川特産のイチジクと一緒に漬け込むなど工夫。味わいも増したといい、一般向けの販売も検討している。(本田純一)

 同校では、飼育している鶏のうち、毎年、約500羽を業者に引き渡して処理している。同校食品科学科は、これらを校内で有効活用しようと、2016年から課題研究の授業で調理法を模索してきた。さらに加古川平成ロータリークラブ(加古川町溝之口)から料理器材などの寄贈を受け、地域の特産品となるひね鶏料理を作ることになった。

 スモークチキンは、薫製前に鶏肉を漬け込む調味液に、イチジクを加えた。検査の結果、軟らかさが約20%向上し、うま味の成分は約80%増えたという。

 生徒らがアイデアを出し合って香辛料の配合を改良し、昨年10月、完成にこぎ着けた。校内での評価は上々。同科3年の中玉利透さん(18)は「失敗と向き合い、細かい改善を重ねて満足できる味になった。達成感があります」と自信をみせる。

 乾燥肉も、イチジクを利用して味の改良に成功した。さらに、粗びきチキンのソーセージ作りも研究。豚の脂や昆布の粉末を混ぜ込み、歯応えのある食感を実現した。

 指導する同科の山本邦夫教諭(48)は「生徒たちの試行錯誤で、添加物を使わずにおいしい料理になった。レストランなどで食べてもらえるようになれば」と話している。

東播の最新
もっと見る

天気(5月29日)

  • 26℃
  • 20℃
  • 20%

  • 28℃
  • 17℃
  • 10%

  • 26℃
  • 20℃
  • 20%

  • 28℃
  • 20℃
  • 20%

お知らせ