東播

  • 印刷
動画一覧へ
港で天日干しされるワカメ=加古川市、尾上港
拡大
港で天日干しされるワカメ=加古川市、尾上港
海中から引き上げたワカメを包丁で刈り取る漁師たち=高砂沖
拡大
海中から引き上げたワカメを包丁で刈り取る漁師たち=高砂沖
地元住民が作ったつくだ煮。肉厚で甘辛く、絶品の味
拡大
地元住民が作ったつくだ煮。肉厚で甘辛く、絶品の味

 播磨灘で養殖ワカメの収穫が最盛期を迎えている。東播磨漁業協同組合(兵庫県加古川市)の漁師たちは、朝から収穫作業に精を出し、同市金沢町の尾上港には取れたてを天日干しにする“緑のカーテン”も登場した。早春の味覚はどうやって育てられるのか。収穫に同行し、「漁師メシ」作りにも挑戦した。(津田和納)

 春の訪れを実感する陽気となった15日午後。漁船「第二茉利子丸」とともに、遊漁船で尾上港を出発した。漁船を操船するのは、漁師の宇野昌一さん(82)と克俊さん(45)親子=同市尾上町長田。約15分で高砂沖の養殖場に到着した。

 養殖場には、漁師5組が協力してワカメを育てるロープが16本並ぶ。例年、11月下旬に種付けし、水深約1メートルに沈めて育成。2月下旬から刈り取りを始め、約2カ月間で約10トンを収穫するという。

 2人がロープを引き上げると、びっしりと根を張ったワカメが現れた。慣れた包丁さばきで刈り取っていく。長いもので約3メートル。「よく育ってるわ」とうれしそうな克俊さん。「メカブが成長しているのを見ると、春を感じる」と笑顔をのぞかせた。

 昨シーズンは水温が低く、収穫量は少なかったが、今季は上々という。この日は約300キロを水揚げ。港でロープに1束ずつつるし、丸1日干すと茶褐色から濃い緑色に変わるという。

 翌16日は、地域住民6人とともにワカメのつくだ煮作りを体験した。大鍋に小さく刻んだ茎と、砂糖やしょうゆ、みりんを入れ、約4時間かけて煮詰める。つやつやと輝く出来たては、肉厚で柔らかい。ご飯との相性は抜群だ。

 自宅では、ワカメのしゃぶしゃぶにも初挑戦した。湯にくぐらせると一瞬で鮮やかな緑色に。ポン酢で食べると、口中に磯の香りが広がった。

 取れたてならではの味に感動するとともに、おいしいワカメが育つには、宇野さんら漁師の努力や苦労があってこそと感じた。

東播の最新
もっと見る

天気(9月19日)

  • 28℃
  • ---℃
  • 10%

  • 28℃
  • ---℃
  • 0%

  • 30℃
  • ---℃
  • 10%

  • 30℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ