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市が改修を進めている工楽松右衛門旧宅=高砂市高砂町今津町
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市が改修を進めている工楽松右衛門旧宅=高砂市高砂町今津町

 兵庫県高砂市の登幸人市長は22日、改修中の工楽松右衛門旧宅(高砂町今津町)の固定資産税を減免する手続きに不適切な処理があったなどとして、市議会定例会で謝罪した。登記簿上の所有者であった工楽家の子孫から減免申請が無いまま、市が手続きを進めており、登市長は「条例にそぐわない処理があった。おわび申し上げる」とした。市は子孫に対し、改めて減免申請書の提出を求める方針。

 旧宅は高砂出身で江戸時代の海運業発展を支えた帆布の開発者、工楽松右衛門ゆかりの邸宅。現在は6月の公開を目指して、改修を進めている。

 2015年8月、市は旧宅の所有者であった子孫と、土地と建物の寄付を受ける覚書を交わした。市は同年中に建物の調査などを開始。翌16年2月に登記が完了し、正式に所有権が市に移った。

 固定資産税は1月1日時点の登記簿上の所有者に課税されるが、市は「覚書で契約は成立し、以後は市が所有している」として、市要綱に沿って、子孫に対する全額免除を承認した。その際、市条例では納税義務者に減免申請書の提出を求めているが、申請書が無いまま市は手続きを行った。

 市議からは「公共事業のために無償で寄付を受けて減免する事情は分かるが、必要な書類が欠けたままの手続きは不適切だった」「原則から外れて税を免除するなら、市民が納得する明白な理由付けと、しっかりとした手続きが必要」など、批判と注文が相次いだ。(小尾絵生)

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