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完成した地酒「稲加乃誉」を手にする農事組合法人「ファーム稲加 見谷営農」の小山和彦さん(右)と酒造会社「井澤本家」の井澤孝泰さん=稲美町印南
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完成した地酒「稲加乃誉」を手にする農事組合法人「ファーム稲加 見谷営農」の小山和彦さん(右)と酒造会社「井澤本家」の井澤孝泰さん=稲美町印南
「ファーム稲加 見谷営農」が作った酒米。粒ぞろいで、心白が大きい
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「ファーム稲加 見谷営農」が作った酒米。粒ぞろいで、心白が大きい

 兵庫県稲美町加古の農事組合法人「ファーム稲加 見谷営農」が育てた酒米で作った純米吟醸酒「稲加乃誉」が完成し、4月1日から販売される。緑肥植物をすき込んだ水田で栽培し、酒造りは老舗の酒蔵。全てが“町内産”の酒造りは初めての試みといい、農家らは「町の特産品にしていきたい」と意気込んでいる。(津田和納)

 同法人は見谷地区の米農家ら53軒。会長の小山和彦さん(70)が昨年春、地域活性化を目的に地酒の開発を提案。町や県、JA兵庫南などと連携して取り組んできた。

 稲作は同6月、マメ科の緑肥植物「ヘアリーベッチ」をすき込んだ水田約30アールに、酒米「兵庫夢錦」を植えた。栽培には、農家が長年培った米作りのノウハウを導入。背の高い稲を通常よりも広い間隔で植え、日光がたっぷり当たるよう工夫した。小山さんは「栄養は十分、茎も根も太く育った。米は粒ぞろいで、ハリもある」と自信を見せる。

 同10月に約1700キロを収穫。醸造は「倭小槌」ブランドで知られる同町印南の酒造会社「井澤本家」が担った。今年2月下旬から仕込みに入り、約4週間発酵させた。

 精米歩合は60%で、アルコール度数は17度。麹菌が入り込む米粒の中心部「心白」が大きく、よく発酵したため、まろやかな味わいに仕上がった。同社の代表社員、井澤孝泰さん(66)は「香りは柔らかくフルーティー。よく冷やして飲んで」と薦める。

 限定1900本(720ミリリットル入り)。価格は1620円。同社の直売所や、JA兵庫南の施設「にじいろふぁ~みん」(稲美町六分一)で販売される。

 1日正午から、神姫バス停留所「見谷東口」北側にある見谷農村公園前で試飲会が開かれる。

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