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別府川で採取され、展示されているシラスウナギ=加古川海洋文化センター
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別府川で採取され、展示されているシラスウナギ=加古川海洋文化センター

 全国的に不漁となったニホンウナギの稚魚、シラスウナギの展示が、加古川海洋文化センター(兵庫県加古川市別府町港町)で始まった。実は水族館ではあまり見られない魚。体長5センチほどの弱々しい姿で愛きょうを振りまきながら、減り続ける水産資源の保護を訴え掛ける。

 須磨海浜水族園(神戸市須磨区)によると、太平洋でふ化したウナギは黒潮に乗って日本に回遊し成長する。半透明のシラスウナギは、夏ごろに成魚に似た黒っぽい魚となるため、季節限定の姿という。

 加古川や別府川など、加古川市を含む県南部や淡路島の河川では、毎年2~4月、主に養殖用のシラスウナギ漁が行われている。「地元の魚を、子どもたちに知ってほしい」と、東播磨漁協(加古川市)理事の川崎捨男さん(69)が、6年前から毎年、別府川で取れたものを同センターに寄贈。同センターはアサリなどを餌に育て、常設の水槽で毎年公開する。大きく育つと放流している。

 施設での展示は珍しく、海遊館(大阪市港区)や姫路市立水族館(姫路市西延末)は、展示記録がないという。須磨海浜水族園は「6、7年前に展示したことがあり、珍しい生態が人気だったが、漁業権がある上に数が減っており入手が難しい」と説明する。

 シラスウナギは今季、全国的に不漁。淡路島を除き、県内で採取されたものを買い取っている「永井水産」(加古川市)によると、2月に引き取ったのは約70匹と例年の100分の1程度。3月も回復せず約80匹だった。

 同センターを訪れた主婦(30)=加古川市=は「食べることはあっても、泳ぐウナギを見る機会はなかった。大切な資源も、よく見るとかわいいですね」と興味深そうに眺めていた。(本田純一)

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