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「会いに来てね」。ネット上には、東播磨ちゃんに会える日を待ち望む声が(兵庫県東播磨県民局提供)
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「会いに来てね」。ネット上には、東播磨ちゃんに会える日を待ち望む声が(兵庫県東播磨県民局提供)

 存在感の薄いアイドル「東播磨ちゃん」が、加古川と明石、高砂市、稲美、播磨町の3市2町を、懸命にPRする東播磨県民局の観光動画。「自虐的CM」が売りだったが、明石市からの苦情を受け、わずか1カ月ほどで配信を停止した。インターネット上で「ユーモアを理解できないのは残念」などと、同市の対応を巡り“炎上”。注目が集まる中、動画そのものを見ることができずに不満を募らせる声も多く見られた。(本田純一)

◇「笑い飛ばす余裕を」

 同県民局によると、「自虐的動画」は3月の配信から約1カ月間で約7000回再生された。ネット上では「(東播磨は)確かに微妙な立ち位置」「切なくなったけど笑った」などと共感するコメントが上がる一方、「明石は東播磨の中でも存在感があるんじゃない?」という指摘もあった。

 今月20日、明石市の泉房穂市長が「明石はそんなにマイナーな街ではない」などと強く訴え、同県民局は配信を取りやめ。停止を報じた神戸新聞の記事は、大手ニュースサイト「ヤフーニュース」での閲覧回数が100万回を超えた。

 ツイッター上には明石市の対応について、「抗議は無粋」「笑い飛ばすくらいの余裕が欲しかった」「自虐ネタは広告効果が高いのに」などと批判する投稿があふれた。中には「明石はマイナーな街。それがいいところなのに」と、目立たないことを肯定的にとらえる人もいた。

◇「公開するなら今」

 騒動を通じ、東播磨ちゃんのファンになった人も多い。「東播磨ちゃん、かわいそう」「東播磨ちゃんは悪くない!」「応援します」と、多くのエールが書き込まれた。一方で「地域振興の目的で自虐はだめでしょ」と、動画の手法に対する苦言もあった。

 注目が集まるさなか、配信が再開されないことに不満もこぼれる。「気になるのに見られない」「良いところがいっぱいあるよ、というPR動画を、苦情で消すのはもったいない」と同県民局の対応を疑問視。「話題になっている今、公開すれば再生数が伸びる」と惜しむ声もあった。

 PR動画は、県南部の3地域を「東播磨ちゃん」「神戸ちゃん」「姫路ちゃん」という3人のアイドルグループに設定。魅力に乏しいキャラクターの東播磨ちゃんが、励まされながら自分の良さに気付き、積極的になる。制作費は約500万円。東播磨県民局は再配信のため、映像の一部を削除するなどの対策を検討している。

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