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大歳家住宅についての説明を聞く住民ら=加古川市別府町新野辺
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大歳家住宅についての説明を聞く住民ら=加古川市別府町新野辺

 老朽化に伴う改修工事が進められている江戸時代の邸宅「大歳家住宅」(兵庫県加古川市別府町新野辺)でこのほど、近隣住民が邸宅の歴史について理解を深める見学会が開かれ、約80人が参加した。

 大歳家は、1838~71年に加古川河口付近一帯の庄屋を取りまとめた「大庄屋」。約2千平方メートルの邸宅の敷地に並ぶ9棟の母屋や茶室などが国の登録有形文化財となっている。

 末裔の大歳正明さん(52)が敷地内に住んで管理しているが、老朽化が進行。外壁は傾き、昨年11月の台風で屋根の瓦が数カ所外れて雨漏りが起こった。大歳さんと近隣住民、建築士らで改修プロジェクトを立ち上げ、4月下旬から瓦の葺き替え工事など、第1期の改修工事を進めている。

 見学会では、1級建築士田村真一さん(44)が、工事計画を説明。また、県文化財保護指導委員の小林誠司さん(52)が大歳家住宅の歴史的価値を解説し、古文書千点以上が残されていることなどを紹介した。

 第1期工事は秋ごろの完了予定。その後も補修工事を重ね、将来的には住民が使うスペースとして活用することも検討しているという。近くに住む男性(75)は「書院造りの部屋やふすま絵に、建物の長い歴史を感じた。地域が守っていかなければ」と話していた。(小森有喜)

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