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別府鉄道の看板や機材など貴重な資料が並ぶ会場=加古川総合文化センター
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別府鉄道の看板や機材など貴重な資料が並ぶ会場=加古川総合文化センター
車掌が使ったかばんやパンチ=加古川総合文化センター
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車掌が使ったかばんやパンチ=加古川総合文化センター

 兵庫県加古川市の別府港と播磨町の国鉄(現JR)土山駅などを結んだ別府鉄道の軌跡をたどる企画展「別府鉄道と近代社会」が加古川総合文化センター(同市平岡町新在家)で開かれている。往時の写真や貴重な資料58点が並ぶ。11月11日まで。(津田和納)

 同鉄道は1921(大正10)年に開業。肥料メーカー「多木製肥所」(同市)の創業者・多木久米次郎が、自社製品の鉄道輸送を目的に計画した。野口線と土山線があり、沿線の工場の製品や旅客の輸送も含め、地域の交通の主体となった。

 最盛期の60年代には年間22万トンの貨物を運び、潮干狩りなどが楽しめた「別府の浜」の観光にも力を入れた。だが、マイカーやバスの発達で、次第に乗客は減少。84年1月に廃止された。

 会場では、別府鉄道と多木製肥所の歩みをパネルで紹介。衆議院議員などを務めた多木久米次郎の演説内容をまとめた資料には、「交通網を築くことで、地域の発展につなげたい」という発言が記され、私財を投じて鉄道を敷設した熱い思いを感じることができる。

 同鉄道の駅舎で使われた看板や合図灯、駅員の制服なども展示。国鉄高砂線で、かつて走っていた蒸気機関車C11のプレートも目を引く。学芸員は「貴重な資料がそろった。惜しまれて廃線になった懐かしの鉄道に思いをはせてほしい」と話した。

 午前10時~午後5時(入場は同4時半まで)。22日は休館。11月3日は入場無料。大人200円、65歳以上と4歳~中学生は100円。同センターTEL079・425・5300

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