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「若い世代にも浪曲の魅力を伝えていきたい」と意気込む京山幸太さん=神戸新聞東播支社
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「若い世代にも浪曲の魅力を伝えていきたい」と意気込む京山幸太さん=神戸新聞東播支社

 兵庫県加古川市出身の浪曲師、京山幸太(本名・山本壮秀)さん(24)の公演会が17日、加古川市民会館(加古川町北在家)で開かれる。大阪や京都の舞台で腕を磨き、最近は関西演芸界の若手浪曲師として注目を集める。幸太さんは「入門から5年を迎え、自分にしかできない表現が増えてきた。お客さんを酔わせるような芸を見せたい」と意気込んでいる。(津田和納)

 中学時代からロックやヘビーメタルが好きで、ベースギターをかき鳴らした。プロの道へ進もうと高校1年生で退学。通信制の高校に通いながら作曲を学ぶ中で、浪曲の存在を知った。

 うなるような節回しや、登場人物の人情味あふれる啖呵-。自分の声だけで人間ドラマを描く、その表現方法に魅了された。姫路市出身の浪曲師京山幸枝若さんの教室を見学しに行き、その場で弟子入りを志願。2013年に一門に入った。

 週1回の稽古に加え、毎日の自主練習を欠かさない。高音から低音まで、声の領域を広げるため河原で対岸に向かって声を出し続けた。わざと喉を痛め、声をかれさせることで、一段と高く、そして野太い声に変化するという。「自分の体に技が刻み込まれると、自信もついていく」と話す。

 地元の加古川では2カ月おきに公演。毎回見に来てくれるファンがいるといい、「『今日はイマイチやったな』とか感想をくれる。播州の人は本当に正直で温かく、いつも公演が楽しみ」とほほ笑む。

 今回の公演会では、登場人物たちが酒を飲んで酔っぱらうコメディー「ドド平の住み込み」と、任侠物「名張屋新造との出会い」を披露する。幸太さんは「一演目は30分以上あるが、物語に引き込まれるとあっという間。声だけで演じるドラマを、じっくりと楽しんで」と力を込める。

 午後2時半開演。3千円(当日は500円増)。特別ゲストとして、東大出身の浪曲師、春野恵子さんも出演。事務局TEL079・422・3132(午後5~9時)

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