東播

  • 印刷
笑いを交えながら特殊詐欺の手口を示す落語家の桂三若さん=曽根東之町自治会館
拡大
笑いを交えながら特殊詐欺の手口を示す落語家の桂三若さん=曽根東之町自治会館

 年の瀬を控え、高齢者らが特殊詐欺に巻き込まれないよう兵庫県警高砂署などが6日、高砂市曽根町の曽根東之町自治会館で「年末高砂防犯落語会」を開いた。落語家の桂三若さん(48)が高座に上がり、詐欺の手口や被害防止をテーマにした創作落語を披露。住民ら約80人は巧みな話術に引き込まれ、笑いながら防犯知識を身に付けた。(小森有喜)

 11月、同市内の男性(75)宅に、「訴訟を起こされている」という架空請求のはがきが届き、約400万円をだまし取られた。同署などでは防犯意識を高めてもらおうと落語会を企画した。

 三若さんは神戸市出身で、六代目桂文枝さんの弟子。詐欺被害防止を目的としたオリジナル落語をつくり、県内各地を巡っている。

 この日、高座に上がると、笑いで観客を引きつけ、還付金詐欺をテーマにした持ちネタを披露。市役所職員をかたる男が、高齢男性に電話を掛け「医療費で返金がある。銀行から後ほど電話させる」と説明。その後、別の男からの電話で「キャッシュカードを新しくする必要がある。暗証番号を教えて」と言われ、男性は番号を教えてしまうが、知人の助言で詐欺だと気付く。三若さんは「あやしいと思ったら誰かに相談して」と呼び掛けた。

 三若さんは「オレオレ詐欺」のネタも上演。「インターネット上の仮想通貨で損をした」と息子をかたる犯人を身ぶり手ぶりで熱演した。「キャッシュカードの暗証番号を忘れないよう、カードの裏に手書きしている」という高齢者に、犯人が「それは防犯上よくない」と注意するなど、ユーモアもたっぷりの演出に会場は笑いに包まれた。

 息子を装った不審電話がかかってきたことがあるという男性(84)は「楽しみながら詐欺の手口を学べた。いつ標的になるか分からないので、警戒しておきたい」と話していた。

 三若さんの防犯落語は、動画サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルで視聴できる。

東播の最新
もっと見る

天気(12月14日)

  • 10℃
  • 6℃
  • 20%

  • 6℃
  • 3℃
  • 80%

  • 10℃
  • 6℃
  • 10%

  • 9℃
  • 4℃
  • 40%

お知らせ