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修復される阿弥陀共同墓地の「石造五輪塔」=高砂市阿弥陀町阿弥陀
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修復される阿弥陀共同墓地の「石造五輪塔」=高砂市阿弥陀町阿弥陀

 兵庫県高砂市の地域住民でつくる「阿弥陀共同墓地管理委員会」が、鎌倉時代後期に造られ市内最古の五輪塔とされる阿弥陀町阿弥陀の県指定文化財「石造五輪塔」を今秋修復する。付近は約1500年前から墓地として使われ、現在も約1300基の墓石がある。同委員会は「地域にある墓地の価値を、再確認するきっかけにしたい」とする。(本田純一)

 五輪塔は仏教の思想を表現した供養塔。1318(文保2)年に建てられた。凝灰岩の竜山石ででき、高さは2・3メートル。側面の銘文には、人々が費用を出し合って造ったと刻まれている。市教育委員会生涯学習課の担当者は「ほぼ完全な形で、造られた年も分かる。鎌倉時代、仏教が庶民に浸透していたことを示す貴重な資料」と評価する。

 地域代表4人による阿弥陀共同墓地管理委員会が昨年、高砂市と県に修復を要望。費用計約120万円を県と市、地域が等分に負担することになった。石塔の表面に樹脂を染み込ませて固め、破損の拡大を防ぐ。上下が逆になっている部分を正しい向きに直し、周囲の擁壁を改修することも検討。同委員会の男性(70)は「墓じまいが増える中、墓地を大切にして次世代につなぎたい」と話している。

 一方、共同墓地には、江戸時代後期に建てられたとみられる高さ4メートルの石仏「阿弥陀大仏」がある。こちらも傷みが進んでおり、同委員会が、大仏の前にある灯籠を修復する予定。

 阿弥陀地域のため池協議会3団体が4月28日、五輪塔や地域のため池などを巡り歩く「ふれあいウォーキング」を開催する。無料、申し込み不要。阿弥陀町北池の北池公民館(午前8時半)か、JR曽根駅(同9時)に集合する。午後1時に解散。

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