東播

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加古川市介護保険課の難波一郎課長
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加古川市介護保険課の難波一郎課長

 かこじぃ80歳、かこばぁ74歳は、兵庫県東播地域で二人暮らし。長男、長女がいるが、神戸市、大阪市に家を構えており、帰ってくるのは盆と正月くらい。少し先行きが不安になってきたが、老齢期の備えをどうしていいか分からない。

 かこじぃ 「要介護」「要支援」なんて聞くが、なんじゃろな。ばぁさん、まずは加古川市役所介護保険課に行って、難波一郎課長さんたちに聞いてみよか。

 かこじぃ 「要介護」とか「要支援」とか耳にするけんど、そりゃなんや。

 介護保険課 年を取ると体が不自由になったり、認知症の症状が出てきたりする人がいます。介護や暮らしの手助けが必要になる人も出てきます。その人に応じて要支援1、2、要介護1、2、3、4、5の区分を決め、福祉サービスを受けられるようにします。数字が大きくなるほど多くの支援が必要な方を示します。

 かこじぃ 福祉サービス? どんなもんがあるんじゃ。

 介護保険課 自宅でのサービスは食事、服薬、通院の介助や掃除の手伝いなどがあります。住宅改修や福祉用具の貸与のほか、特別養護老人ホームに入ったり、介護老人保健施設でリハビリを受けたりすることもあります。このほか、認知症高齢者が食事、入浴の介護や支援を日帰りで受ける施設など、さまざまなサービスがあります。一人一人の状況に合わせてサービスを決め、利用者は基本的に1~3割の費用負担をします。加古川市では75歳以上の3分の1程度の人が利用されています。

 かこばぁ 要支援、要介護の認定が大事ということやね。どうすれば認定されるの。

 介護保険課 介護保険の利用を申請すると、市の調査員がうかがい、「歩行」「立ち上がり」「認知機能」「上着の脱着」など74項目の基本調査を行います。この調査結果と主治医の意見書をもとに、認定審査会が審査します。

 かこじぃ 近所の人が「じいさん、ボケたふりしたら、ええねん」と言うとったわ。それで要介護の数字が高くなるんかのぉ。

 介護保険課 調査はコンピューター処理して1次判定され、さらに専門家による2次判定があり、適切な要介護が認定されます。

 かこばぁ 申請からどれくらいで分かるんですかねえ。

 介護保険課 原則30日です。

 かこばぁ 早いめに申し込んどきましょうか、おじぃさん。

 かこじぃ 高い要介護度をもらった方が安心じゃな。

 介護保険課 要介護の数字が高くなると、利用費負担も大きくなります。決していいことではありません。やはり適切な時期に、自分に合った福祉サービスを受けることが大切ですね。

 かこばぁ そうですか。要支援・要介護認定が決まれば、どうすればいいんですかねえ。

 介護保険課 ケアマネジャーや家族と相談し、どんなサービスが必要かを考え、本人の力を引き出せるような介護・支援計画を立ててください。

 かこばぁ ペットの世話とか、草むしりとかもやってもらいたいんだけど…。

 介護保険課 介護保険は暮らしの手助けをする公的な制度です。お手伝いさんではないので注意してくださいね。高齢期のサービスは介護保険だけではありません。困ったことや、不安があれば市役所やお住まいの地域包括支援センターに相談してみてください。(まとめ・中部 剛)

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