東播

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地域包括支援センター「かこがわ」管理者の佐藤ひとみさん=加古川市加古川町寺家町
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地域包括支援センター「かこがわ」管理者の佐藤ひとみさん=加古川市加古川町寺家町
神戸新聞NEXT
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 兵庫県の東播地域で夫婦二人暮らしのかこじぃ80歳、かこばぁ74歳。最近足腰が弱り、物忘れも増えてきたと感じる。介護サービスの利用も考えている。地域包括支援センターが高齢者の相談を受け付けていると聞いて訪ねてみた。

 かこじぃ 介護の心配や悩みがあれば地域包括支援センター(以下センター)が相談に乗ってくれると聞いたんやけど、どんなところなんやろう? 加古川市のセンター「かこがわ」管理者の佐藤ひとみさんに聞いてみよう。

 佐藤さん センターは介護に関する地域の総合相談窓口です。中学校区に一つが理想ですが、加古川市内は2校区に一つ、計6カ所。健康な人が要介護状態にならないようにする、介護を受けている人が悪化しないようにする、その手だてを支援しています。具体的には、健康寿命を延ばす活動▽介護保険にかかわる手続きの支援▽高齢者の権利や財産を守る支援▽地域のケアマネジャー(以下ケアマネ)らとのネットワークづくり-この四つが柱になります。

 かこばぁ どんな人たちが相談に来てるのかしら。

 佐藤さん 対象はおおむね65歳以上です。「かこがわ」は2017年度、約6千件の相談を受けました。高齢者の家族が一番多くて約34%、次が高齢者本人の約19%。残りは地域のケアマネや病院からです。独居や高齢者だけの世帯が増えてきました。支援が必要な方のうち、半数近くが本人や家庭から発信できない状況なんです。

 かこじぃ どんな相談が多いんじゃ。

 佐藤さん 半分が介護保険に関する相談です。サービスを受けるには申請が必要です。センターでは申請代行もします。「要介護認定のため、調査員が自宅を訪ねて日常生活の聞き取りをしますよ」「医師の意見書が必要ですから、掛かり付け医に連絡しておいてくださいね」などと説明します。

 漠然とした不安を抱えて「ここに来るように言われた」とだけ言う人もいます。最近増えてきたのは、特別養護老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など施設に関する質問です。高齢者サロンやいきいき百歳体操の開催場所を尋ねる相談も数年前まではありませんでした。

 かこばぁ 何を相談していいか分からないのに来てもいいの?

 佐藤さん 骨折して動けなくなったとか、紙おむつをしないといけなくなったとか、介護が必要になると生活が一変するので混乱されています。具体的に質問する内容が分からない人も多いです。そんな場合はセンターのケアマネが自宅を訪問し、どんなサービスが受けられるかを助言します。

 かこばぁ ほんまに何でも対応してくれるんやね。

 佐藤さん 内容によっては、情報を伝えたり、専門機関につないだりしますが、基本的にはワンストップ窓口です。とにかく迷ったら相談に来てください。

 かこじぃ センターに行けば介護サービスを受けられるんかいな。

 佐藤さん 身の回りのことを自分でできるような要支援1、2ならセンターのケアマネがケアプランをつくりますが、日常生活の介護が必要な要介護1以上なら、センターではなく、地域の居宅介護支援事業所が担当しますので、自分で事業所を選んでもらいます。

 かこじぃ 居宅介護支援事業所? 選ばんとあかんのかいな?

 佐藤さん はい。介護保険の理念は自己決定です。でも初めてなら当然迷うと思います。次回はどのように選んでいただくかを説明しましょう。(まとめ・若林幹夫)

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