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潜在保育士向け講座をまとめた冊子を手にする下村千登勢理事長(手前左)ら=東加古川子育てプラザ
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潜在保育士向け講座をまとめた冊子を手にする下村千登勢理事長(手前左)ら=東加古川子育てプラザ

 兵庫県加古川市のNPO法人「子育てサポート☆きらりing」は、潜在保育士向けに開いた就業支援講座を、冊子「潜在保育士と現場をつなぐ 虹のかけはし」にまとめた。講座の内容のほか、受講者の生の声を紹介。冊子を基に、講座を開く団体が増えたり、保育の現場が働く側のニーズを把握したりすることを期待している。(広岡磨璃)

 待機児童や保育士確保が問題となる中、資格を持つが保育士として働いていない人の復職を後押ししようと講座を企画。「輝け加古川こども基金」の助成を受け、2016年度から3年間実施した。最近の保育園事情などの座学や、体験実習を盛り込んだ。48人が受講し、うち半分以上の28人が就業。保育園や認定こども園のほか、同法人のスタッフや病児保育などに就職が決まった。

 冊子では、就業への意識などを尋ねた受講者アンケートの結果や、多い人で約1500字に及ぶ受講者の声に紙幅を割いた。「平日の午前中なら就業したい」といったニーズや、短時間希望でも保育への情熱を持つ潜在保育士の様子が読み取れる。下村千登勢理事長(54)は「離職理由や再就職で希望することを、園側に知ってほしい。その上で、勤務形態の工夫など、働きやすさアップにつなげてもらいたい」と話す。

 保育士確保に取り組む加古川市は、同法人の講座の実績を評価。本年度は市の委託事業として実施することになった。下村理事長は「冊子をヒントに、いろんな団体に潜在保育士の背中を後押しする講座を開いてほしい。私たちがサポートします」と呼び掛ける。

 A4判20ページ。東加古川子育てプラザ(加古川市平岡町新在家)で希望者に無料配布する。きらりingTEL079・423・5517

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