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「かこがわ」管理者の佐藤ひとみさん=加古川市加古川町寺家町
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「かこがわ」管理者の佐藤ひとみさん=加古川市加古川町寺家町

 兵庫県東播地域で2人暮らしのかこじぃ80歳とかこばぁ74歳が、地域包括支援センター「かこがわ」管理者の佐藤ひとみさんに、相談を持ち掛けている。前回に続き、今回は、介護サービスの計画をつくるケアマネジャー(ケアマネ)について聞いた。

 かこじぃ ケアマネさんは、自分で選ぶんか? そもそもケアマネってなんや。

 佐藤さん 要支援、要介護認定が決まった人の生活や心身の課題を聞き取り、ヘルパーやデイサービスなど実際のサービス担当者と話し合って介護サービスの計画「ケアプラン」を決めます。介護度が低い要支援は、地域包括支援センター(センター)のケアマネが担当し、介助を受けることが多い要介護の人は地域の居宅介護支援事業所に引き継ぎます。

 市役所から要支援・要介護認定の通知と合わせて事業所の一覧リストが送られてきます。そこからサービスを受ける人が、自ら選ばないといけません。

 かこばぁ リストだけではどこがいいか分からへんわ。

 佐藤さん どこの事業所がいいかはセンターは判断できませんが、高齢者や家族から希望を聞き、その条件に合う事業所をいくつか例示します。そこから本人と家族に選んで契約してもらいます。ただ、最初に選んだケアマネと、相性が合わないこともありますよね。契約解除して別の事業所を選び直すこともできます。

 かこばぁ できれば丁寧に優しく対応してもらえる人がいいわ。

 佐藤さん そうですね。既に介護サービスを利用されている友人がいれば、対応を聞いてみては。家族の人を通じて一度事業所に直接電話をしてみてください、とアドバイスすることもあります。気持ちに寄り添った対応かどうか、感じてみてはどうでしょう。

 かこじぃ センターに世話になるのは要支援までなんかいな?

 佐藤さん 要支援のケアプランをつくるまでですが、要介護になった場合は、居宅介護支援事業所のケアマネにつなぐまで対応します。地域の事業所には、新人や1人だけで担っているケアマネもいます。高齢者が虐待を受けているなど、事業所単独では解決しづらい場合は、センターの主任ケアマネ、社会福祉士、保健師・看護師の3職種が後方支援を続けます。

 かこじぃ 介護度や状況に合わせて事業所と一緒に対応してくれるんやな。でもそもそも相談に行きたがらん人もおるな。

 佐藤さん 人と関わりたくない、介護サービスも受けないという方はいます。単身高齢者で明らかに認知機能が落ちて、ごみ出しの日を間違える、服装がおかしいなどが分かれば、センターから実態把握のために訪問を続けます。「地域包括支援センターです」と言っても伝わらないので、「この地域の高齢者を訪ねています」と言いながら、何らかの介護サービスや医療につなげていきます。

 かこじぃ そうゆう人たちはどうやって調べるんじゃ。

 佐藤さん 活動の柱にある地域のネットワークです。町内会や民生委員たちと連携して、地域で支援していくという考え方です。

 かこばぁ 困ったときはセンターがあると思うと安心やね。

 佐藤さん 加齢に伴う心身の変化は誰にでもあります。介護を受けるようになったらどこに住んで、誰の世話になるかは認知機能が低下する前から考えてください。突然介護を受けることになって望まない形になるケースもあります。センターは町内会などで介護に備えるための出前講座もしています。(まとめ・若林幹夫)

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