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 高齢化が進み、兵庫県東播地域も4人に1人が65歳以上になった。老いに仕事を奪われ、伴侶や身近な友人の旅立ちを目の当たりにした高齢者らは、喪失感から抜け出せなくなってしまう。「終章を生きる」第2弾は、「高齢者のこころ」を描きたい。

 厚生労働省が3年ごとに行う「患者調査」によると、2017年にそううつ病を含む気分障害で治療を受けた約12万人のうち高齢者は35・3%(約4万2千人)。調査のたびに人数、割合ともに増え続けている。県内では患者約4300人のうち28%の約1200人が65歳以上だった。

 加古川医師会の加古川精神神経科医会会長を務める東加古川病院の森隆志院長(70)は「高齢になって退職すれば長年仕事に向けていた気持ちやエネルギーを持て余す。趣味などにうまく向けられず、混乱して落ち込むケースは多い。思い詰め、こもりがちになると認知機能が落ちる恐れもある」と指摘する。

 加古川市の65歳以上は19年4月時点で27・2%。00年の2倍。独居や夫婦のみの高齢世帯も増え、孤立化の恐れも高まる。市が17年度に作成した第8期市高齢者福祉計画では、高齢者同士で支え合える体制が必要とし、高齢者サロンなどの普及に力を入れる。

 市高齢者・地域福祉課の担当者は「高齢者が地域とのつながりを持てるためにも心身とも健康な状態を保つことが重要になる」としている。(若林幹夫)

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