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缶詰に入った「松の陽だまりパン」を手にする生徒。パッケージのデザインは検討中=高砂市曽根町
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缶詰に入った「松の陽だまりパン」を手にする生徒。パッケージのデザインは検討中=高砂市曽根町

 災害時用の備蓄食糧として、兵庫県高砂市の松陽高校商業科の生徒らがパンの缶詰を開発し、近く商品化される。ブルーベリーを生地に練り込み、食物繊維を豊富に含むのが特徴。避難所生活に多い便秘の悩みを軽減したいという。現在は販売先を探しており、生徒らは「体をいたわりつつ、非常食はおいしくないというイメージを払拭したい」と意気込む。

 缶の形に合わせた円筒形の菓子パンで、1缶が1人分という。3年間保存でき、「おなかに優しい上、いつでもどこでも、おいしく食べられるやわらかいパン」をうたう。商品名は学校名にちなみ「松の陽だまりパン」とした。

 昨年7月、西日本豪雨の被災地でボランティア活動をした同校生徒たちが、野菜不足で便秘に悩む被災者が多いことを知り、食物繊維を多く含む保存食作りを始めた。

 今年4月からは、選択授業「商品開発」を選んだ2年生14人が企画を引き継いだ。医師や栄養士に取材し、食物繊維の多いブルーベリーを生地に加え、パンを完成させた。

 缶詰パンを製造、販売する栃木県那須塩原市の企業「パン・アキモト」に依頼し、缶詰の技術協力を受けた。さらにパンの量産も同社に引き受けてもらうことにした。

 7月中に計約800個を生産し、まず行政や企業に配布して販路開拓に役立てるという。11日には同県加古川市内で東播2市2町の担当者が出席する備蓄食の検討会があり、生徒7人がプレゼンテーションをする。

 授業を受け持つ北川欽一教諭(41)は「多くの人に行き渡るよう、400~450円ほどで販売してもらえれば、ありがたい」と期待する。現在は缶のデザインを検討中。2年の女子生徒(16)は「パンを通じて、災害で困っている人の支えになりたい」と話している。(本田純一)

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