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上方文化評論家の福井栄一さん=加古川プラザホテル
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上方文化評論家の福井栄一さん=加古川プラザホテル

 東播懇話会(事務局・神戸新聞東播支社内)の7月例会が22日、JR加古川駅(兵庫県加古川市)南側の加古川プラザホテルであった。上方文化評論家の福井栄一さんが「播磨で聴く『もののけ』ばなし~日本人は何を怖がり、面白がってきたのか~」の演題で講演した。要旨は次の通り。

     ◇

 もののけは、大きく「生き霊」「鬼」「妖怪」「幽霊」の四つに分類される。日本人は、これらを伝承や怪談などさまざまな形式で親しんできた。古くは、源氏物語で光源氏の恋人である六条御息所が、嫉妬で生き霊となる「葵の巻」などが有名だ。

 鬼と言えば、しま模様のパンツをはいて角を生やした姿を想像する人が多いはず。この姿は、鬼がやってくる方角とされる北東を言い換えると「丑寅」になることに由来する。牛のような2本の角、虎柄の布をまとう、といったイメージが現代にも受け継がれているのは興味深い。

 幽霊は場所よりも人に執着する存在として描かれることが多い。その例外は「播州皿屋敷」のお菊さんのような地縛霊。皿屋敷は、江戸時代に歌舞伎や浄瑠璃などで人気を集め、パロディー作品のような形で落語にまでなった。

 「九字の法」という方法で妖魔を払う。人さし指と中指で手刀を作り、網目を描くように縦横に計9回切り、災厄を払う9文字の呪文「臨兵闘者皆陣列在前」を表現する。今後、もののけに遭遇してしまった際、試してみてはいかが。(まとめ・小森有喜)

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