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スタンドから声援を送る高砂の野球部員たち=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
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スタンドから声援を送る高砂の野球部員たち=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
「頑張って」。祈るように試合を見つめる野球部マネジャー=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
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「頑張って」。祈るように試合を見つめる野球部マネジャー=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
応援席を盛り上げるダンス部の生徒たち=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
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応援席を盛り上げるダンス部の生徒たち=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
スタンドに駆け付けた荒井少年野球クラブの選手たち=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸
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スタンドに駆け付けた荒井少年野球クラブの選手たち=神戸市須磨区緑台、ほっともっとフィールド神戸

 ここまで連れてきてくれて、ありがとう-。28日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸であった全国高校野球選手権兵庫大会の準決勝。高砂は32年ぶりの決勝進出をかけて明石商に挑んだが、4-8で敗れた。スタンドから声を振り絞って応援した生徒や保護者たちはナインをたたえ、惜しみない拍手を送った。

 試合は序盤から明石商ペース。一回裏に本塁打で3点を先制され、さらに四球で出塁を許す。「落ち着け」。スタンドから激励が飛ぶと、浜野峻捕手が盗塁を刺して攻撃を食い止めた。母親(48)=兵庫県高砂市=は「これで流れが変わってくれれば」とメガホンをたたいた。直後の二回表、1番の鎌田敦也選手の適時打で1点を取り返す。「打線が投手を少しでも助けてあげてほしい」と母親(47)=同県播磨町。スタンドに陣取った野球部員の一人、2年の男子生徒(16)=高砂市=は「待望の1点。ここから逆転だ」と叫んだ。

 だが高砂は二回裏に2点を追加される。その回の途中からマウンドに上がった近藤史弥投手は、四、五回に1点ずつ取られるも粘りのピッチングで味方の追い上げを待った。父親(61)=播磨町=は「高砂打線が爆発するのはいつも後半から」と祈るようにグラウンドを見つめた。

 期待通り、高砂は七回表に適時打などで3点を返し、3点差に。同校ダンス部の19人も懸命に応援し、部長の女子生徒(17)=同県姫路市=は「最後まで精いっぱい応援する」と汗をぬぐった。

 炎天下、生徒や保護者らは声援を送り続けたが、明石商の壁は厚くゲームセット。野球部マネジャーの3年女子生徒(17)=高砂市=は「選手と一緒に準決勝まで来た。負けたけれど、みんなでつないで、こんなにいい結果を残してくれた。感謝したい」と涙を浮かべた。(本田純一、若林幹夫)

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