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加古川飛行場の写真を納めたアルバムを手にする上谷昭夫さん=神戸新聞東播支社
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加古川飛行場の写真を納めたアルバムを手にする上谷昭夫さん=神戸新聞東播支社
訓練に励む兵隊(場所不明)
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訓練に励む兵隊(場所不明)
加古川飛行場とみられる場所に駐機する九五式戦闘機
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加古川飛行場とみられる場所に駐機する九五式戦闘機
兵隊の集合写真。アルバムには「加古川飛行第13連隊整備隊員と兵舎(昭和13年)」と記されている
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兵隊の集合写真。アルバムには「加古川飛行第13連隊整備隊員と兵舎(昭和13年)」と記されている

 市民団体「加古川飛行場を記録する会」代表の上谷昭夫さん(80)=兵庫県高砂市=が、同県加古川市沿岸部にあった「旧陸軍加古川飛行場」などを撮影した古い写真93点を納めたアルバムを入手した。飛行場完成間もない貴重な場面が多数あるといい、このうち10枚程度を10日から同市尾上町池田の尾上公民館で展示する。17日まで。(小森有喜)

 同飛行場は1937年に開設。広さが約150ヘクタールあり、滑走路5本が三角に交わることから「三角飛行場」と呼ばれた。終戦間際には特攻隊の中継・編成地になり、10~20代の若者がここから知覧飛行場(鹿児島県)へ向かった。

 7月下旬に上谷さんの知人がネットオークションでアルバムを発見。ネットで状態を確認し、「これだけ貴重な写真はそう手に入らない」と知人に落札を依頼したという。

 アルバム(縦18センチ、横26センチ)は個人所有とみられるが、持ち主は不明。表紙には飛行連隊の紋章とともに「在栄記念」とあり、同飛行場の隊員が除隊時に受け取ったアルバムに持ち主が写真を貼り付けたものとみられる。

 これまで見つかっていなかった完成当時の正門の写真のほか、集合写真には、戦闘機の修理・保全を担っていた「整備隊員」だったことを示す添え書きもあり、1938年撮影とある。2枚の主翼が特徴的な「九五式戦闘機」や夜間に敵機を発見するための「照空燈」のほか、銃を持って訓練する隊員も捉えている。

 また、休日に加古川の浜辺で海水浴を楽しんだり、子どもと舟をこいだりしている隊員の姿も記録。上谷さんは「こうした青年たちの日常が奪われていったと思うとやりきれない」と話す。

 同飛行場の跡地にある尾上公民館では、10~17日に飛行場を紹介する企画展があり、写真やパネル約50点を並べる。今回入手した写真も展示する。17日午後1時半から上谷さんの講演(予約不要)もある。

 同展は無料。午前9時~午後9時(最終日は同5時まで)。11、12日は休み。尾上公民館TEL079・423・2900

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