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緊急通報システム「あんしんボタン」の親機と子機=加古川市役所
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緊急通報システム「あんしんボタン」の親機と子機=加古川市役所

 兵庫県の東播各市町が高齢者に提供している緊急通報システム「あんしんボタン」の利用者数が減っている。急な発作や突発的な事故の際、ペンダントのボタンを押すだけで消防本部に通報できるが、緊急時に駆け付ける地域の協力者が確保できないケースが多いという。加古川市の担当者は「利便性を高めるため、改善を検討したい」と話す。

 あんしんボタンは1991年にスタート。独り暮らしの65歳以上の人や、要介護者のいる高齢者世帯が対象。固定電話の回線に親機をつなぎ、縦6センチ、横4センチほどの子機をペンダントとして身に着ける。

 緊急時に子機や親機のボタンを押すと、どの市町からも自動的に加古川市消防本部に通報される。消防本部は、事前登録した地域の協力者3人に連絡。必要に応じて救急隊員が出動するという。無料だが、所得に応じて設置費用がかかる場合がある。

 あんしんボタンを使った2018年度の通報件数は4市町で計286件。うち75件で救急隊員が出動した。だが設置数は近年、減少傾向。同年度末は計771台で、5年間で226台減った。

 原因の一つが、協力者の確保の難しさ。昨年、加古川市が高齢者を対象に実施したアンケートによると「身の回りに協力者が3人もいない」という声が多かった。携帯電話の普及により固定電話がないという人もいた。

 一方で対象となる高齢者は増加。同市高齢者・地域福祉課は「システム導入から約30年となり、近所との関わり方や生活環境が変化した。民間の警備員と契約し、協力者の数を減らすなど各市町と話し合い、より使いやすい方法を模索したい」としている。(本田純一)

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