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墓参りするオマーンのアスアド副首相(左から3人目)と、杉本浜子さん(同2人目)=稲美町中村
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墓参りするオマーンのアスアド副首相(左から3人目)と、杉本浜子さん(同2人目)=稲美町中村

 天皇陛下が即位を宣言する「即位礼正殿の儀」に出席するため来日した、中東・オマーンのアスアド副首相兼国王特別代理らが25日、王族ゆかりの地である兵庫県稲美町を訪問した。元国王夫人で、神戸でブサイナ王女を産んだ清子・アルサイド(旧姓大山)さんの墓に、同国関係者約10人が花を供えた。約40年前には同王女が来町しており、今回は副首相らが墓参りした。

 清子さんは1935(昭和10)年、カブース現国王の祖父であるタイムール元国王と神戸で出会った。恋に落ちた2人は翌年結婚式を挙げ、ブサイナ王女(日本名は節子)が誕生したが、39(昭和14)年に清子さんが病没。元国王は清子さんの母の出身地である稲美町に墓を建て、王女を連れて日本を離れた。王女はオマーンで王族の一員として育てられたという。

 この日午後12時半ごろ、アスアド副首相らが、古谷博町長らと同町中村の大沢公園墓地を訪れた。ハンチング帽姿のアスアド副首相は、清子さんの親戚で墓の世話を続ける同町の杉本浜子さん(74)とともに、線香をあげるなどした。

 帰り際に、別れを惜しんで同副首相と抱擁した杉本さんは「遠くからわざわざ来てもらい、うれしかった。お墓に『清子さん、良かったね』と心の中で呼び掛けた」。約40年前にはブサイナ王女とも会っており、「(当時)『もう一度来たい』と言われ、再会を待ち望んでいたが、かなわないのは残念」と語った。

 オマーン国大使館(東京)によると、ブサイナ王女は同国で健在。次期国王候補の一人とみられているアスアド副首相は現国王のいとこで、王女のおいに当たる。(切貫滋巨)

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