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スーパーの店頭で、従業員に助言する畑利秋さん=加古川市神野町神野、マルアイ神野店
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スーパーの店頭で、従業員に助言する畑利秋さん=加古川市神野町神野、マルアイ神野店

 兵庫県警で交通機動隊長を勤めた元警視正の畑利秋さん(72)=加古川市=が、再就職先の食品スーパー「マルアイ」(同市)で、指導教育部長として手腕を振るっている。警察官時代の経験を生かし、正社員・契約社員約1千人の指導を統括。「第2の人生、満ち足りた気持ちで働けている」と喜ぶ。

 畑さんは大学卒業後、県警に。初代の被害者対策室長など、過去になかった業務を立ち上げる経験が多かった。一方、けがや病で苦労。30代で右目をけがして30年間見えなかったほか、交通機動隊長だった2004年、脳梗塞で倒れた。リハビリを経て復帰したが、定年前の3年間は交通部付で過ごした。

 自宅から近いという理由で面接を受けたマルアイに、07年の退職翌日から勤務。指導教育部長として新入社員や若手従業員を主な対象に、マナーやクレーム対応の研修を企画する。昇任すると警察学校に入校する警察のシステムをヒントに、新人は3カ月に1回、2~3年目は年1回など、年次や立場別に研修の実施体制を整えた。時には店舗を回り、接客態度などを確認、指導する。

 現在も脳梗塞の後遺症はあるが、週5日、車で通勤する。4年前に取締役に就任。店頭に立つ際、最初はなかなか出なかった「いらっしゃいませ」も板に付いた。「今でも拾ってもらった気持ちでいるが、今後も経験を生かし、社員同士の結束が高まる取り組みにも着手したい」と話す。

 畑さんはこの秋、元公務員が対象の「危険業務従事者叙勲」で、瑞宝双光章を受章した。受章者の伝達式は、11日に県公館である。(広岡磨璃)

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