兵庫県加古川市が、靴下の製造過程でできる切れ端とハンカチで作るマスクを考案し、切れ端を無料で配布している。市のホームページで髪ゴムを使った作り方の動画を載せており、応用できるという。切れ端は耳に掛けるひもの部分に使うが、伸縮性があって肌触りもよく、長時間着用しても耳が痛くならないとPRする。(斉藤正志)
作り方は、(1)ハンカチを三つ折りなど好みの幅に折る(2)端を折り返して切れ端を挟む(3)もう一方の端も折り返して切れ端を挟む(4)大きさを調整して完成。
新型コロナウイルスの感染拡大防止に、地場産業を役立ててもらうおうと企画。カラフルな切れ端は手芸に利用されるが、白や黒は使われないことが多く、県靴下工業組合に提供を依頼、数千組を用意した。市産業振興課は「洗って何度も使える。入手しづらいマスクの代わりに活用してほしい」と話す。
配布場所は、市役所産業振興課▽市地域産業振興センター(志方町原)▽市勤労会館(野口町良野)▽かこがわ工房Kips(加古川町篠原町、25日から)。市内在住か在学、在勤者が対象。配布は無くなり次第、終了する。同課TEL079・427・9235
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