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高砂市長選の告示前から、立候補予定者は街頭でマイクを握る=同市中島1
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高砂市長選の告示前から、立候補予定者は街頭でマイクを握る=同市中島1

 兵庫県高砂市長選の告示が29日に迫った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で立候補予定者2人は屋内での集会を見合わせ、有権者への浸透に苦慮するが、前哨戦は激しさを増している。北野誠一郎氏(58)は市議25年の経験を生かして政策をまとめた冊子やチラシを配り、動画での発信も重ねる。元高砂商工会議所副会頭の都倉達殊氏(60)は会社経営の実績を強調し、企業や団体の推薦、複数会派の市議らの応援も受ける。

 2月下旬から3月にかけ、青色のシャツ姿の北野氏が表紙を飾る計12ページの冊子が市内全域に配られた。教育・福祉や市民病院の対応など項目を分け、具体的な政策を市内各地の写真と併せて説明。都倉氏の支援者も「さすが選挙に慣れている。ここまで力を入れるとは…」とうなった。

 後援団体の会報もこれまで4部作成し、実現に至った政策の提言などを市議時代の実績として強調。3月上旬には市に新型コロナウイルス対策の徹底を申し入れ、街頭やホームページで発信するなど対応力の早さをアピールした。母親が会長を務める県連合婦人会の有志が応援するが、団体からの支援は一切受けない。陣営幹部は「草の根の活動で支持を広げる」とする。

 対する都倉氏の事務所には地元企業や団体、労組支部の推薦状が140枚以上。自民、労組系の市議が街宣カーに乗り、街頭でも連日一緒に立つ。引退を表明した登幸人市長(69)は「後継指名はしない」と明言するが、2月の集会には駆け付け、新型コロナウイルス対策の意見書は北野氏とは対照的に直接受け取った。

 ただ、本格的な選挙準備は昨年12月から。スタッフは同級生らが中心で、不慣れな面もある。政策チラシは内容が事前運動の恐れがあると指摘され、急きょ表紙の上から別のチラシを貼ってしのいだ。陣営幹部は「まだ知名度が低い」。危機感から1日20回前後の街頭演説を重ね、ネット、動画と併せて民間の経験を生かした実行力を売り込む。

 2人ともこれまでの総選挙では自民の渡海紀三朗議員を応援してきたが、政党推薦は受けず、渡海氏や同党の山本敏信県議は静観する。市議も一部の自民系は支持を明らかにせず、公明会派は表立った動きを見せない。情勢に不透明さを残しながら選挙に突入する。(若林幹夫)

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