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花の出荷準備をする山崎秀之さん(左)と長女の菜月さん=稲美町印南、山崎花卉園芸
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花の出荷準備をする山崎秀之さん(左)と長女の菜月さん=稲美町印南、山崎花卉園芸

 新型コロナウイルスの感染拡大で、兵庫県東播地域の花農家も苦境に立たされている。10日の「母の日」に合わせて栽培されたカーネーションは、市場の休場や生花店の営業自粛で注文が激減し、花の単価も大幅に落ち込んだ。花農家は「地元の花に目を向けてほしい」と訴える。(千葉翔大)

 同県稲美町印南の「山崎花卉(かき)園芸」では、母の日に合わせて約3千株のカーネーションを育てた。例年、約9割を大阪府内の卸売市場に出荷してきたが、感染拡大で同市場は閉鎖。京都など周辺府県に加え、関東の市場に卸すことで花の廃棄はなんとか防いだ。だが、2代目の山崎秀之さん(42)は「行き場を失った花が他の市場にあふれ、価格は例年の半分ほど。収入も8割減った」と悔しがる。

 こうした状況を打開しようと、農林水産省や花の関係団体は、今年は5月の1カ月間を「母の月」にしようと呼び掛けるキャンペーンを展開。母の日に合わせて販売店が混み合ったり、配送が集中したりするのを避ける狙いもある。

 JA兵庫南の直売所「にじいろふぁ~みん」(稲美町六分一)では、山崎さんが育てたカーネーションを販売している。同直売所TEL079・495・7716

    ◇

 影響は春の門出に贈られる花にも及んでいる。

 加古川市八幡町下村では、小林正幸さん(49)が約2万株のコチョウランを栽培。主に学校や企業への出荷を想定していた。だが、入社式や歓送迎会の自粛で注文のキャンセルが続出。売り上げは例年の半分ほどに落ち込んだ。

 小林さんが「3、4月の売り上げで年間の成績が決まる」と話すほど、年度変わりは最大の書き入れ時。旬は過ぎたが、「皆さんには新型コロナ禍で精いっぱいな時だからこそ、きれいな花で心を癒やしてほしい」と呼び掛ける。

 購入希望者には直接販売もする。

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