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ミシンで生地を縫い合わせる大成泉さん=加古川市
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ミシンで生地を縫い合わせる大成泉さん=加古川市
アイロンがけの準備をする横山敦子さん=加古川市
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アイロンがけの準備をする横山敦子さん=加古川市

 兵庫県加古川市志方町高畑で地域住民の交流施設「趣味 友遊(ゆうゆう)」を運営する大成(おおなり)泉さん(87)=同市=と、同施設の利用者で友人の横山敦子さん(90)が、着物や長袖シャツの生地などを再利用したマスクを、裁縫の腕前を生かして約千枚作った。高畑地区の約120戸に3枚ずつ配布。近隣の老人クラブにも約200枚贈ったという。(千葉翔大)

 同施設は、大成さんがかつて20年間住んでいた民家を改装し、昨年8月に開設。施設の近くに住む横山さんとは、互いの手芸好きが相まって、大成さんが住んでいた時を含めて30年以上交流を続けてきたという。

 3月中旬、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、横山さんが通うデイサービスが休止に。さらに、別の施設で働くヘルパーの友人から「施設でマスクが無くて困っている」と相談を受けた大成さんが、横山さんを誘ってマスク作りを始めたという。

 着物の絹には、抗菌作用があるとされる蚕の糸が使われる。そこに大成さんが着目し、古着店で購入していた着物を活用。大成さんが裁断からゴムひもを縫い合わせる工程を担当し、仕上げのアイロンがけを横山さんが担った。

 一般的な長方形のマスクに加え、立体型も作った。友人から「孫が喜ぶ柄を作ってほしい」と頼まれれば、人気キャラクターが描かれたタオルもマスクにした。1日5~7時間の作業を重ね、最も多い日で100枚ほど製作。約2カ月間で赤やピンク、紺色などカラフルな逸品に仕上げた。

 大成さんは「食事も忘れて没頭した。楽しんで作ったから、着けた人もきっと幸せな気持ちになれると思う」。横山さんは「アイロンがけで腕が痛くなったが、大成さんと2人だから頑張れた」と笑顔で話す。余ったマスクは今後、同施設を訪れた人にも無料で配る。

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