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おむつを入れたビニール袋。保護者が自分の子どもの分を持ち帰る=加古川市加古川町木村、鳩里保育園
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おむつを入れたビニール袋。保護者が自分の子どもの分を持ち帰る=加古川市加古川町木村、鳩里保育園

 園児の使用済み紙おむつは、誰が捨てるべきなのか-。兵庫県加古川市内では、保育園・こども園の大半で保護者が持ち帰っている。自宅で便を見て、子どもの体調を確かめるという布おむつ時代の名残とみられる。神戸市が2020年度から施設側での処分を進めるなど、見直す自治体もあり、加古川市も検討を始めた。(斉藤正志)

 「便で健康状態を確認するなんて知らなかった」。同市内のこども園に長女(3)を通わせる自営業の男性(33)は明かす。「車の中に置きっ放しで臭くなることもある。衛生的にも良くないので、園で処理してくれたらありがたい」と話した。

 市によると、市内の保育施設では、市立6園の全て、民間の65園(認可外を除く)のほとんどで保護者に持ち帰りを求めている。保育士が、子どもの名前が書かれたビニール袋を二重にするなどして、おむつを返しているという。

 3月の市議会本会議では市議が質問に取り上げ、園児のかばんに前日のおむつが残っていて不衛生な場合があることや、保護者が園から帰る途中に買い物に寄りづらいことなどを指摘。一方、返された枚数を見て、保護者が補充する分を把握できるというメリットを挙げる保育関係者もいる。

 神戸市では不衛生との声があったため、20年度から市立の全57保育所で処分を順次始める。プラスチックバケツなどに集め、通常のごみと一緒に業者に引き取ってもらう。また、民間の325施設のうち、約4割が保護者に持ち帰りを求めているが、処分費用の補助制度を設けて施設側が捨てるように促す。同市の担当者は「おむつを個別に袋に入れる手間が省け、保育士の負担軽減にもなる」とする。

 加古川市幼児保育課は「衛生上は園内での処分がいいのだろうが、使用済みのおむつを保管しておくスペースの問題もある。他の自治体の取り組みを調べながら、メリット、デメリットを見極めたい」とする。

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