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整備後の竹林で利用者らと掘ったタケノコを掲げる職員=加古川市平荘町神木(NPO法人ぱれっと提供)
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整備後の竹林で利用者らと掘ったタケノコを掲げる職員=加古川市平荘町神木(NPO法人ぱれっと提供)
竹の粉パウダーで作ったせっけん
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竹の粉パウダーで作ったせっけん

 障害者支援事業所などを運営する認定NPO法人「ぱれっと」(神戸市西区)が、兵庫県加古川市平荘町神木の竹やぶを手入れし、タケノコ園に再生した。事業所の利用者と職員が約半年かけて密生した竹を間引きし、タケノコの収穫も実現。竹を粉砕したパウダーを使い、せっけんなど加工品の販売も始めた。同法人は「障害者と地域をつなぐプロジェクトにしたい」と話す。(小尾絵生)

 同法人は、知的障害者を対象に、通所で日中活動を提供する就労継続支援B型事業所や生活介護事業所を運営。利用者は除草作業やゴム製品加工などの仕事に取り組む。地域に役立って工賃アップにもつながる仕事を探す中、同法人理事の一人が所有する竹やぶの整備を自ら進めていたことに着想を得た。関係者の紹介で昨年秋、加古川の竹やぶの手入れを始めた。

 手掛けた竹やぶは約150平方メートルで、整備前は竹が隙間なく生え、人が入るのも難しかった。そこで枯れた竹を運び出し、密集している部分を伐採。切った竹は粉砕するため、枝を落とし、絡まっているツタなどを取り除いた。

 竹林がすっきりした姿になると、作業に携わった利用者の表情が生き生きし始めたという。6月には利用者や支援者らでタケノコ掘りを楽しんだ。「利用者は最初しんどそうだったが、地主さんが喜ぶ姿や竹林の変化を見て、地域に貢献している実感が持てたようだ」と同法人副理事長の田中敬悟さん(51)。

 竹を粉砕し、ふるいにかけて作るパウダーは、天然素材にこだわったせっけんに加工している。炭にしてから練り込んだものと合わせて2種類あり、各1200円(税込み)。パウダーは土壌改良剤などにも使うことができ、10リットル770円(同)で販売している。

 他の竹やぶについても、事業所の近隣地域から依頼があれば、費用や時間などを相談した上で整備する。事業所の管理者重田圭介さん(39)は「障害の重さに関係なく、利用者の頑張りが工賃に還元され、やりがいを感じられる仕事にしたい」と話す。同法人TEL078・925・5000

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