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2隻の漁船で産卵用のタコつぼを海に投げ入れる組合員=播磨町新島沖
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2隻の漁船で産卵用のタコつぼを海に投げ入れる組合員=播磨町新島沖

 播磨灘の絶品、マダコの漁獲量を増やそうと、播磨町漁業協同組合(兵庫県播磨町)はこのほど、同町新島の人工島の沖合2キロで、産卵用のタコつぼを350個投げ入れた。近年減少傾向だった水揚げ量が、昨年は大きく回復した。タコの産卵シーズンはこれから。来年も大漁になるように-。漁師たちはつぼ1個ずつに願いを込め、海に沈めていった。

 同漁協などによると、タコつぼは素焼きで、高さ15センチ、幅30センチのかまぼこ形。流されないようにするため重さは約3キロ以上もある。約35年前から新島沖に投げ入れ始めたが、水揚げ量は2010年の50トンをピークに減少傾向となり、18年は18トンにとどまった。だが昨年は43トンにまで回復し、組合員は「長年の成果が出てきているのではないか」と手応えを語る。

 潮流が速い播磨灘で捕れるタコは、身が引き締まって筋肉質。コリコリの食感とぎゅっと詰まったうま味が人気を得ている。産卵シーズンは9~10月。雄は交尾後に、雌は卵を産むと死んでしまう。生まれたタコは夏にかけて成体になっていくという。

 今月7日、組合員11人と同町職員2人が2隻の漁船に分かれて乗船し、沖合の魚礁に向かった。船を走らせながら、まぶしい日差しを受けて輝く海面につぼを手早く投げ込んだ。

 同漁協の藤原正照組合長(71)は「漁師はタコを捕まえるだけではなく、育てることも大事。産卵しやすい環境をつくり、多くの人に播磨のタコを届けたい」と話した。(門田晋一)

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