東播

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架空の湖畔の風景=加古川市加古川町、ギャラリー「ガレリア・プント」
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架空の湖畔の風景=加古川市加古川町、ギャラリー「ガレリア・プント」
AIで人の美的感性の仕組みを研究する内藤智之さんと、AIが創作した絵画=加古川市加古川町、ギャラリー「ガレリア・プント」
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AIで人の美的感性の仕組みを研究する内藤智之さんと、AIが創作した絵画=加古川市加古川町、ギャラリー「ガレリア・プント」
カラフルな抽象画。人や鳥の群れにも見える=加古川市加古川町、ギャラリー「ガレリア・プント」
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カラフルな抽象画。人や鳥の群れにも見える=加古川市加古川町、ギャラリー「ガレリア・プント」

 人工知能(AI)が描いた絵画の展示会が、兵庫県加古川市加古川町粟津のギャラリー「ガレリア・プント」で開かれている。神戸市東灘区在住で、大阪大大学院医学研究科講師の内藤智之さん(48)=脳科学、情報科学=が、AIに人と同じように美を感じる能力を持たせる研究の中で創作させ、風景や肖像画など25点を並べた。二つのAIを、描く担当と審査する担当に分けて完成度を高めたという。27日まで。(門田晋一)

 内藤さんの研究テーマは、人が目で物を認識し、脳が美しいと感じるメカニズムの解明。脳では無数の神経細胞が電気信号を神経伝達物質に変え、別の神経細胞に情報を伝える。一方、AIはプログラムされた素子が情報を伝え合う。いずれも仕組みが似ているため、内藤さんは美の認識の解明に近づくと考え、2017年に導入。現在はAIが美を認識できるようにする研究に取り組んでおり、その過程で絵を創作させることに成功した。

 展示会は昨年に続いて2回目で、二つのAIを用意。一方はコンピューター上で絵をひたすら描き、一気に数十万枚を創作する。もう一方は印象派や抽象画といった3万枚以上の絵と、内藤さんの研究チームに所属する女性が好む絵のパターンを記憶させた上で、描かれた絵の良しあしを判断し、何度も突き返す。学習過程は分かっていないが、描く側は1枚につき何万回も描き直して技術を向上させていく。内藤さんは「まるで人気漫画家と編集者のような関係」と指摘する。

 海辺や湖畔の風景画のほか、架空の女性の肖像画、人にも鳥にも見える不思議な作品も会場を彩る。内藤さんは「AIは人の仕事を奪うと思われがちだが、いろんなことに応用できる。関心を持ってもらうきっかけにしたい」と話す。

 午前11時~午後7時半(27日は同4時まで)。入場無料。ガレリア・プントTEL079・424・7766

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