高く伸びる茎の先に薄紫色の花を付ける「皇帝ダリア」が、兵庫県加古川市の岡田孝次さん(79)方で見頃を迎えた。高さ2~4メートルの茎の上で、大人の手のひらほどの大輪が風に揺れている。
キク科の多年草で原産地は中南米。竹のように節のある太い茎が高さ3メートル以上に成長し、日照時間が短くなる11月に花を咲かせる。
岡田さんは15年ほど前に植えた。現在は6株あり、近所の人が毎年、観賞に訪れるという。霜が降りなければ12月まで楽しめる。妻の美和子さん(79)は「今年もきれいに咲いた。新型コロナでいろいろと大変だけれど、花を見ていたら癒やされますね」と話す。(笠原次郎)
