コロナ拡大で支援策 子育て世帯に給付金 加古川市

2021/01/09 05:30

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 兵庫県加古川市は8日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う子育て支援策として、高校生以下の子どもがいる世帯に給付金を支給すると発表した。中学生以下は1人5千円、高校生らは同1万円。今月1日時点で同市に住民票があることが条件となる。15日に開かれる市議会臨時会で2020年度一般会計補正予算案が可決されれば、2月上旬にも振り込みを始める。 関連ニュース 加西病院「建設地を変更」 高橋市長、方針転換表明 「用地、25年初頭までに選定」 まるで「ツバメ団地」、軒下に50個近い巣 ふんよけの傘カラフルに 丹波篠山のゴルフ場 雇用促進、地域活性へ協定 丹波市とリクルート 28日にはセミナー

 対象は、中学生以下が2005年4月2日以降に生まれ、高校生ら(就学していなくても可)が02年4月2日以降に生まれた市民。計約4万4千人で、予算は約2億8400万円。
 申請方法は昨年、1人10万円の特別定額給付金の際に使った独自のオンラインシステムを採用する。対象世帯に10桁の照会番号を記した案内を送付。申請者は同市の専用ページから同番号や世帯主の名前、生年月日、口座情報を入力する。郵送でも可能。
 また、市内の店舗でキャッシュレス決済を利用すれば、ポイントを最大20%還元するサービスも、昨年11月に続いて再度実施する。2月の1カ月間、スマートフォン決済サービス「PayPay(ペイペイ)」を使った買い物や飲食などに、1回当たり最大千円分のポイントが付く。期間中に最大5千円分まで。予算は約1億6800万円。
 市はこれら新型コロナ対策の事業費を盛り込んだ総額4億3400万円の補正予算案を、市議会臨時会に提出する。(斉藤正志)

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