三島由紀夫が徴兵検査受けた公会堂など旧加古川町の歴史を写真で紹介
2021/01/15 05:30
旧加古川町公会堂の創建当初の姿などを紹介した展示会=加古川市加古川町篠原町
1950(昭和25)年に合併して兵庫県加古川市になった旧加古川町の歴史などを紹介する展示会が、同町篠原町のコミュニティースペース「びぃぷらす」で開かれている。作家の三島由紀夫が徴兵検査を受けたとされる加古川町公会堂(現加古川図書館、同市加古川町木村)の創建当初の姿など、写真約50点が並ぶ。16日まで。(斉藤正志)
関連ニュース
「どう残すか」閉館した旧加古川図書館 住民団体が写真集作成
三島由紀夫ゆかり 加古川図書館が6月24日から休館
三島由紀夫ゆかりの図書館危機 老朽化、改修に10億円… 相次ぐ歴史的建造物の解体
同市の市民グループ「ぱくぱくパーク」の主催。
同公会堂は35(昭和10)年に建設され、創建時の写真からは、後に三島が徴兵検査を受けた場所とされる松の木が植えられていなかったことが分かる。大集会場など、当時の内部の様子も紹介した。
同町本町にあった映画館「旭クラブ」や昭和20年代の寺家町商店街など、まちの様子を知ることができる貴重な写真がそろう。昭和30~40年代ごろに使われたアイロンや炊飯ジャーなどの新品約20点も集めた。
入場無料。午前9時~午後6時(16日は午後5時まで)。びぃぷらすTEL079・426・1442