新型コロナのワクチン接種、65歳以上にクーポン発送へ 高砂市

2021/01/23 05:30

高砂市役所

 兵庫県高砂市は22日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、65歳以上の高齢者には3月上旬にクーポン券を発送し、同下旬から接種を始める方針を明らかにした。ワクチンの保管方法などの条件から、医療機関での個別接種より、市内2会場ほどを想定する集団接種を推奨。関連経費を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、28日の市議会臨時会に提出する。 関連ニュース クラスターの東加古川病院 新たに2人感染 明石で新型コロナ7人感染 小学生女児も 22日 姫路で26人感染、1人死亡 西播は2人感染確認

 市はクーポン発送に合わせて専用のコールセンターを設け、予約や相談など市民からの問い合わせに対応する。発送やコールセンターは外部委託だが、1月中に市健康増進課内に職員5人程度の対策班をつくる。
 政府の方針では、2月下旬に医療従事者への接種が始まり、次いで高齢者、基礎疾患がある人、高齢者施設の従事者、一般の人へと広げる。医療従事者は県事業。高齢者以外について、市は4月からクーポン券を発送するが、接種時期は「準備が整い次第」とした。
 補正予算案に計上した関連経費は、高齢者の接種経費を含む約1億5200万円と、高齢者以外の21年度の経費として債務負担行為約3億5800万円。全額国庫支出金を充てる。(若林幹夫)

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