コロナワクチン接種、2会場で 市民病院と総合体育館 高砂市

2021/01/29 05:30

高砂市役所=高砂市荒井町千鳥1

 兵庫県高砂市は28日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、高砂市民病院(同市荒井町紙町)と市総合体育館(同市米田町島)の2会場で行うと明らかにした。同日の市議会臨時会で増田浩之健康文化部長が説明した。 関連ニュース 高齢者のリハビリ病院、コロナで「野戦病院のように」 看護師に感染拡大、相次ぐ誹謗中傷 PCR検査「すり抜け」か クラスター発生の病院、陰性と判定後に感染判明相次ぐ 新型コロナ 神戸市で新たに47人感染、3人死亡

 市によると、集団接種は市民病院と同体育館で土日に行い、週4千人の接種を想定。接種を担う医師らについては市医師会に協力を求めている。体育館の利用は当面6月までとし、既に予約している団体などには変更などの協力を呼び掛けるという。
 65歳以上の高齢者への接種開始は、政府の当初方針では3月下旬だったが、接種の総合調整を担う河野太郎行政改革担当相は早くても4月1日以降になると表明。増田部長は「不確定要素が多い」とし、想定が変わる可能性や集団接種会場の追加検討もあるとした。
 臨時会では、計約2億1700万円の2020年度一般会計補正予算案など3議案が提案され、原案通り可決。補正予算には、接種の関連費や時短営業に協力した飲食店への協力金給付事業費が盛り込まれた。(若林幹夫)
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