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新型コロナウイルスの感染者数を1月1日付で「50人以上」と記した播磨町ホームページ。県発表に基づく町内の累計感染者数は同日時点で10人だった
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新型コロナウイルスの感染者数を1月1日付で「50人以上」と記した播磨町ホームページ。県発表に基づく町内の累計感染者数は同日時点で10人だった
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 兵庫県は1日、毎日発表している新型コロナウイルス感染者について、過去約1カ月間に居住地を「〇〇健康福祉事務所管内」としていた人数の多くを、各市町に振り分けて公表した。それにより、東播地域も県発表に基づいた市町ごとの累計人数が大幅に増加。播磨町は前日までの約2・7倍、稲美町も約1・5倍となった。両町は、最大で約1カ月待たなければ町内の実数が公表されない現状に、「町民に危機感が伝わらない」と指摘。この間、独自の表現で町内の感染者数を挙げ、感染防止策の徹底を呼び掛けた。(門田晋一)

 県によると、感染が確認された際、年代や性別などと併せ、居住地は本人や家族が市町名の非公表を希望すれば、「〇〇健康福祉事務所管内」と発表。そこから2週間がたった市町名非公表の感染者については、翌月の月初めに人数のみを各市町に振り分けて公表している。

 だが、播磨町の清水ひろ子町長は「(最大で)1カ月遅れの数字で呼び掛ける啓発では、感染を抑えられない」とする。加古川健康福祉事務所管内(加古川、高砂市、稲美、播磨町)は昨年12月下旬から、1週間の新規感染者が人口10万人当たり25人を超え、ステージ4(爆発的感染拡大)に入っていた。県発表に基づく播磨町の累計感染者数は長く1桁が続いたが、実は多くが同管内全体の人数に隠れていたという。

 伊藤裕文・東播磨県民局長は「播磨町内の感染者が特に増加し、(県発表に基づく)新聞などの人数とは開きがあった」。清水町長も「人権に配慮しつつ、実数に近い情報を伝える必要があった」と振り返る。

    ◇

 清水町長は昨年末に伊藤局長から了承を得て、年が明けた1月1日、町ホームページなどで「播磨町内においても、公表・非公表の方を含め50名以上の陽性者が確認されております」と発信。大人数での会食や不要不急の外出を控えるよう町民に呼び掛けた。県発表に基づく町内の累計感染者数は同日時点で10人だった。

 さらに、東播地域では若者の感染者が急増。両町の成人式を前に、伊藤局長は清水町長、稲美町の古谷博町長らに式典での啓発を依頼した。

 同10日、清水町長は式典終了後、県の実数を基に、町内の感染者数を県発表分より約5倍も多い人数がいると説明。死者が出たことにも言及した。

 一方、古谷町長も式辞で県発表分より約2倍多い人数を述べた。同町によると数字の根拠は、古谷町長が東播2市2町のうち町内の感染者の割合を、同健康福祉事務所管内とされた人数に掛けて導いたという。

 播磨町の清水町長は「現在、町内の感染者の発生は落ち着いてきている。啓発もあって、住民の意識が高まったのではないか」とみている。

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